セルライトの正体 ←|→ 肥満外来のある大学病院
お腹だけ重点に! 脚だけ重点に! 部分痩せしたい。願望。
でも残念ながら女性は部分痩せが出来ない仕組み。
エステで部分痩せを謳い文句にしていたら、怪しいと思って間違い無し。
部分痩せ無理なんですから!
■ 部分痩せは可能か? ■
お腹の立派な男性がジムなどで良くやる部分。病院の肥満外来でも、お腹だけ細くならないかと尋ねる男性がいる様子。男性の場合には、少し当たっている感じ。
部分痩せは、有酸素運動で体脂肪分布がどう変化するかと言う問題と関係。
この研究は、最近になって始められて、判って来たことです。
■ 研究されて判ってきた事 ■
今まで研究されなかった理由は、体の中での体脂肪分布の測定方法が未確立だったから。
測定出来なければ分布状況もわかりません。
測定方法が確立されてきて以降、研究もされ出した。
先ず女子学生を2グループに分けて実験する事から始ままりました。
一方には、脚・お腹などを中心に運動して貰う。他方のグループには、全身運動をやって貰う方法。
この時の運動の強さ、時間、酸素量は同じ。
運動後に、結果を測定して詳細に比較するといった手順。
比較して判ったこと
有酸素運動をしたので、脂肪量は減少。これは予想通りの結果。
しかし、両方のグループで、体脂肪分布に差が出なかった。又、両グループとも使用された体脂肪の部位による偏りも無かった。体中の脂肪が均等割合で使用された事が判明。
つまり、部分痩せは無かったという事
その後も詳細な研究や実験が行なわれて来ていますが、結果はいつも同じ。
部分運動をしても、身体中の体脂肪が均等割合で使用。
但し、男女差がある事も判明。
男性:
女性より減少幅が大きい
腹部脂肪が減る傾向にある
女性:
全身の脂肪が均等に減少する。
女性は部分痩せは無理。厳しい結果かも。
脚が太いからと言って、脚の運動ばかりしていても、脚の脂肪が優先的に使用される訳では無い為、脚だけの部分痩せは不可能。
女性に厳しい理由
脂肪は女性にとって重要な役割があると言うこと。
男っぽくなるアンドロゲン(男性ホルモン)を女性ホルモンに合成するのも女性の体脂肪で、一定量の体脂肪率が無いと正常な生理の発現が維持できないなど、
女性にとっての体脂肪は重要な働きがある為。
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